お問い合わせ

臨済宗墨跡カレンダー

 早いもので8月も今日で終わりです。座敷に掲げてあります臨済宗墨跡カレンダーを見ましたら、今月8月が天龍寺派管長 佐々木老大師の書で、来月9月からのものは方広寺派管長安永老大師のも書でした。自分にご縁のある老師さまの書が続けて二月というのは、うれしくもありがたいという感じでした。
 佐々木老大師は私が僧堂に入りましたときに、助警という役に就いておられた先輩です。そして安永老大師は、私が入った時に入れ違いで僧堂を出られ、毎月一週間、大摂心(一週間の座禅強化週間)の際に通参(他の寺の住職をしながら僧堂に通うこと)されていた大先輩です。特に佐々木老大師には、一年半の間、生活を共にさせていただき、いろいろとご指導をいただきました。
 さて、お二人の墨跡を拝見いたしますと、なんと言うか、偉そうを言うようで申し訳ないのですが、正に禅風が表されているように感じられます。几帳面で、かっちりきっかりとした佐々木老大師の書に対して、自由闊達な安永老大師の書という好対照を感じさせられます。お二人のご染筆をいただいたこともあり、表装いたしてありますので、修行時代を思い出しながら、また座敷に掛けてみたいと思います。
 さて、この臨済宗墨跡カレンダーですが、もう早くも来年のものが販売されており、私も一部注文し、先日落手いたしました。ご希望の方は私から注文できますので、お申し付けください。

追記:
 墨跡カレンダーの横にかかっております短冊ですが、安永老大師、佐々木老大師、そして私の師匠であります、先代天龍寺派管長の平田精耕老大師が書かれた物で、「地平天成(地、平らかにして天成る)」と書かれています。平成の元号のもととなった語で、平成に改元されたときに書いてくださった物です。

目次