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いぼ除去

 私事ですが、左目のすぐ下にけっこう大きないぼがありまして、物心ついた頃にはあったように記憶いたしておりますので、それこそ幼い頃からあったのだと思います(五歳のときの写真にはありませんでした。もうちょっと後にできたのかもしれません…)。それがなんだかここ数年で大きくなってきたような気がいたしまして、大きさに変化があると悪性腫瘍になる可能性が高くなるとかなんとかどこかで読んだような気もいたしましたので、せっつかれて病院で診ていただきました。まあ幼い頃からあるものはほとんど大丈夫ですよと先生には言っていただいたものの、取ってしまえば安心ですとも言われまして、まあ取ることにいたしました。
 そこで考えましたのが、儒教の経典の一つ『孝経』の教えである、「身体髪膚、之を父母に受く、敢えて毀傷せざるは、孝の始めなり」という言葉です。自分自身の体は髪の毛一本、皮膚のひとかけらに至るまで、すべて親から授かった大切なものであるので、体を傷つけず大切にすることが親孝行の第一歩である、というような意味ですね。坊さんは当然仏教徒なのだから儒教は関係ないじゃんかと言われればそれまでですが、やはり仏教がインドで生まれ日本に伝わるまでの間には、当然中国で儒教の教えも混じってきた経緯がありますので、完全に無関係とは言えません。とりあえずいぼを切るのに少しは逡巡した、ということで、どうぞご両親さま、お許しを…。

五歳の写真。いぼはないですね
除去後
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